ステンレスとは
ステンレスとは、鉄に、ニッケルやクロム、モリブデンといった金属を混ぜて作られた錆びにくい金属です。ステンレスは、英語では(stainless steel)と綴られます。
stainlessのstainとは錆のことを指します。stain(錆)がless(無い)という意味で、読んで字のごとく錆びにくい金属であることを示しています。
ステンレス鋼の種類としては、
①オーステナイト系ステンレス鋼
②フェライト系ステンレス鋼
③マルテンサイト系ステンレス鋼
以上3点が挙げられます。 上記をざっくりと紹介したのが以下です。
①オーステナイト系ステンレス鋼とは
SUS304やSUS316、SUS316Lという呼び名がこの鋼種で使われることが多いです。比較的、引張強さの数値が高く、加工による硬化が大きい特徴があります。また、耐力が比較的低いです。
オーステナイト系ステンレス鋼には磁性がありません。
②フェライト系ステンレス鋼とは
SUS430という呼び名がこの鋼種では使われることが多いです。耐食性は、鋼種によりますが、オーステナイト系よりわずかに劣り、マルテンサイト系より優れるのが一般的です。
③マルテンサイト系ステンレス鋼とは
値段が比較的安価で、焼き入れによって高い強度が得られます。また、焼き戻しによって靭性・耐摩耗性が得られます。一方で比較的、耐食性には劣ります。
★ステンレスの主な成分とその働き
(不動態膜は傷つけられてもCrによって勝手に修復されます。)
ステンレスの表面処理
ステンレスの表面処理とは、美観を高めたり腐食に強くするために行う処理のことです。ステンレスは、一般的に滑らかであるほど耐食性があがるものです。
他にも表面処理の方法によって、撥水性を持たせたり、滑りをよくしたりすることも可能です。
ステンレスの表面処理の種類はこちら
ステンレス鋼の表記について
「SUS304」「SUS316」「SUS430」などと、ステンレスには分類があります。上記で示したように、ステンレスにはオーステナイト系やフェライト系などの分類があり、それを示したものが「SUS304」・・・などという表記となっています。
なぜそのような呼び名なのかというと、
SUSとは、『Steel Use Stainless』の略で、
SUSのあとに「304」や「430」といった数字で表されているのは、含有している成分の違いを意味します。
300番台の数字には、オーステナイト系のステンレスだという意味があります。
400番台の数字には、マルテンサイト系のステンレスという意味があり、
430はフェライト系のステンレスです。
(まとめ)
いかがだったでしょうか?ステンレスの種類は様々あり、材料選びに困ってしまうこともよくあるかと思います。もしお悩みであれば、新英鋼業にお問い合わせください!
新英鋼業では切断加工から溶接・曲げ・穴あけ・梱包など、ワンストップで金属加工のサービスをお届けしています。
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