ステンレスの表面処理の種類

ここでは主なステンレスの表面処理についてご紹介します。

No.2B

ホームセンターなどで広く販売されているものには、No.2Bの表面処理が使われていることが多くあります。
建材や一般用材に用いられることが多く、少し光沢のある仕上がりです。
No.のあとに来る数字が小さいほど光沢がなく、数字が大きいほど光沢があるという仕様になっています。

No.2D

No.2Bより光沢が少ないものです。
スキンパス圧延という工程をする前のNo.2B材のような位置づけです。
(スキンパス圧延:焼鈍のあとに施される圧延)→焼鈍:=焼きなまし、柔らかくする加工のこと。→圧延:平べったく材料を延ばすこと

#数字(#400など)

研磨をかけて光沢を出す処理方法で、特に#400より上の数字の場合、鏡面仕上げと呼ばれます。
#400というように#のあとに数字が書かれる表記で、この数字は研磨材の番手(目の細かさ)を表しています。
数字が大きいほど細かい目の研磨が施されているということです。

HL

HL=(ヘアライン)は、敢えて表面にスジ状の研磨目を付ける処理方法です。
スジ目によって光沢感が抑えられ、マットな印象があり高級感を感じさせます。
鏡面仕上げのようにピカピカとした見た目ではないことで、比較的キズが目立ちにくいというメリットがあります。
また、研磨目の凹凸により滑り止めの効果があり、自動車のステップなどにも用いられることがあります。

バイブレーション

HLのようにスジ状の磨き目がありますが、方向が決まっていないことが特徴です。
光沢を抑えられ、マットな雰囲気があります。

エンボス

薬品により表面に凹凸が作られたものです。
装飾用として用いられます。

BA

光輝焼鈍を冷間圧延後に行う方法がBA(ブライトアニール)です。光沢があり鏡のような仕上がりなのが特徴です。
光沢があるので装飾品に使用されることが多いです。
(光輝焼鈍:焼鈍すると酸化被膜=黒皮が現れるが、光輝焼鈍では黒皮が現れない→光沢がある)

(まとめ)

いかがだったでしょうか?ステンレスの種類は様々あり、材料選びに困ってしまうこともよくあるかと思います。
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