鉄とは

このページではそもそも鉄とは何かについて整理していきます。

私たちの身近にある「鉄」と呼んでいる金属は、実は厳密に言うと大半が「鋼」です。
では鋼とは何なのでしょうか?

鋼とは

鉄には炭素という成分が含まれています。
そしてその炭素の量によって鋼であるかどうかが決められています。
日本の製鉄最大手の日本製鉄(株)のホームページによると
「鉄に含まれる炭素分が1.7%より少ないと鋼」
と記載されています。

鉄に含まれる炭素の働き

では「炭素の量が多い・少ない」によって何が変わるのでしょうか?
鉄は、炭素量が増えるほど材料は硬くなりますが、粘り強さを表す「靭性」については、性能が落ちます。
言い換えると、炭素量が多いほど脆く壊れやすくなります。逆に、靭性が高いほど、材料は折れにくくなります。
そのため鋼は、炭素量のほどよいバランスが保たれ、割れにくいように生産されています。
そのような特徴があるからこそ、身近にある鉄(鋼)は多種多様な形に加工されて私たちの暮らしに役立っているのです。

また、日本製鉄のホームページには炭素分が「1.7%以上だと銑鉄(せんてつ)」
とも記載されています。
では銑鉄とは何でしょうか?

銑鉄とは

銑鉄とは鋼になる前の鉄の状態を表しています。
成分的には鋳物と同じくらいの状態のものです。
※銑鉄≒鋳物(炭素量的には)
鋳物とは、溶けた鉄を、砂などで作られた型に流し込み、その後冷やして型からくり抜いた製品のことです。
鋳物の特徴としては、硬く丈夫ですが、割れやすいという性質があります。
そのため鋳物は加工がしづらく、一般的に広く流通している鉄では鋼が多数を占めているという状況にあります。

おまけ

上記の説明をざっくりと図で表すとこのような感じでしょう。
鉄とは 図


ちなみに英語でもiron(銑鉄≒鋳物)とsteel(鋼)というように区別されています。

(まとめ)

いかがだったでしょうか?
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(本ページの参考と引用)
https://www.nipponsteel.com/company/tour/about_iron.html/日本製鉄(株)HP

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