メッキとは

メッキとは、表面処理の種類のうちの一つで、金属の膜を金属などの表面に加工することの総称です。塗装とは異なります。
メッキをすることで劣化・錆・摩耗を予防する効果が期待できます。
メッキは古くから用いられている技術で、奈良時代に大仏が建立されたときにもメッキが用いられたといわれています。
当時は、錆びに強い金を水銀に浸し、その液体を塗り付けて、メッキのように用いていたことから、「滅金(めっきん)」といわれたといいます。
そしてその滅金という言葉が訛って、現在のメッキという言葉が生まれたという説があります。
また、一般的に「メッキ」とカタカナで表すことも多い言葉ですが、正式にはひらがなで表記するのが正しいとされています。漢字だと、鍍金という字を当てます。

メッキの種類

乾式メッキと、湿式メッキがあります。
湿式メッキのほうがコストが安く、広く用いられています。

湿式メッキといっても、置換メッキ・電気メッキ・無電解メッキなど、やり方の違いでいくつか種類があります。

メッキに用いる金属の種類

クロム

クロムは硬度が高く、耐摩耗性に優れた金属なので、機械の部品や自動車部品に使われることが多いです。
また、ステンレスに含まれていることからも想像できるように錆にも強く、水道管などの水にぬれやすい製品に用いられることがあります。

ニッケル

錆に強く、耐熱性にも優れています。
メッキ液の配合量を調整することで、性質を変化させることができます。

電気伝導性に優れています。
電子部品などに用いられやすいです。
金メダルは金メッキで作られています。

電気伝導性に優れています。
金よりもコストを抑えることができます。
金も同様ですが、ネックレスなどのアクセサリーに用いられることも多いです。

金や銀よりもコストが安く、電気伝導性が高い素材で、下地メッキにも使われることがあります。
※下地メッキとは製品の表面に銅メッキ加工を施し、異なる種類のメッキをさらに施すことをいいます。

塗装との違い

メッキも塗装も、錆を予防したり、外見を美しく仕上げたり、といった意味では同じことですが、
一般的には塗装よりもメッキのほうが剥がれ落ちづらい特徴があります。

一方で、塗装は表面の剝がれが確認できたらその場で塗り直すことが容易なので修復しやすいですが、
それに比べてメッキは、剝がれてしまったとしたら、もう一度メッキ槽に浸けないと対応できないということも挙げられます。

(まとめ)

いかがだったでしょうか?
この頁ではメッキの基礎的な部分について紹介しました。
新英鋼業では切断加工から溶接・曲げ・穴あけ・梱包など、ワンストップで金属加工のサービスをお届けしています。
お問い合わせは(こちら)
お電話でのお問い合わせ:048-935-8011
メールでのお問い合わせ:info@shinei-kk.com
(本ページの参考と引用)
https://www.nipponsteel.com/company/tour/about_iron.html/日本製鉄(株)HP

Menu

草加営業所

TEL:048-935-8011
FAX:048-935-8021

越谷営業所

TEL:048-973-0077
FAX:048-973-0066

本社

TEL:03-3880-6361

FAX:03-3880-6364