融接とは

融接とは 溶接の中でも特に一般的な溶接法です。 上の動画ように火花を散らして金属同士を接合することを言います。
そして融接の中にも種類がいくつかあります。
①アーク溶接
②ガス溶接
③その他の溶接(レーザー溶接・電子ビーム溶接)

①アーク溶接
アークとは、気体の放電現象の一種で、空気中に発生する電流のことです。
アークとは英語では「arc」と綴り、「弧」という意味です。
アーク溶接では接合する2つの材料の間に電流(arc)が流れます。
手順としては、電極(溶接棒やワイヤー)にプラスの電圧、接合する材料にマイナスの電圧をかけます。
すると、《材料→電極》へ電流(アーク)が流れます。このアークの温度は約5000℃以上になり、鉄の溶ける温度が1500℃なので、材料と電極は溶けます。
それが冷えて固まると接合されていて、溶接が完成となります。
②ガス溶接 ガス溶接とは、可燃性ガスと酸素を燃焼させ、その炎により母材を溶融させる溶接法です。
ガス溶接の特徴として、溶接温度が低い点が挙げられます。
溶接温度が低いと溶接部が見やすいため手動溶接がしやすいということ(そのためガス溶接は手動で行うものが多い)や、
薄い材料に対して溶接による割れ等が生じづらくなることがメリットになります。
一方で、厚い材料に対しては時間がかかりすぎてしまうことが懸念されます。
③その他の溶接 それ以外にも、高度な融接方法では以下ようなものがあります。
・レーザー溶接
レーザー光線を溶接部に当てる溶接方法のことです。この方法の特徴として、局部的で微細な溶接が可能なこと、精密機器などの溶接に用いられる傾向があることが挙げられます。
・電子ビーム溶接 この方法は、フィラメントから電子を母材に衝突させたときに生じる熱エネルギーを利用する溶接です。航空機などに使用される方法です。
用途としてはタングステンなどの非鉄金属で特に他の方法では溶接が困難なものに用いられます。溶接機械自体が非常に高価です。

融接の特徴

形状、サイズを問わず加工しやすいことがメリットになります。
一方で、技術者の熟練度によって仕上がりに差が出やすいことや、ブローフォール、クラックなどの問題が生じやすいことがデメリットとしてあります。

(まとめ)

いかがだったでしょうか?
このページでは溶接の中でも融接という分類にフォーカスしました。
一般的に溶接と言えばこの融接にあたるものがイメージされることが多いと思いますが、
その中でも多様な分類があり、奥の深さを感じます。
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